7月24日 FC Dallas VS LA Galaxy ~CONCACAF SuperLiga Grp A 第1節~
これは
2007年に始まった新大会で、MLSとメキシコ一部リーグからそれぞれ4チーム計8チームが参加する対抗戦。まずグループリーグを戦い、上位2チームが準決勝に進出するというものらしいです。何故、06年シーズンにこれといった良績を残していないLA Galaxyが選ばれたのかは不明(苦笑)。
ベッカム様のパワーでしょうか。いや、ちゃんと調べればもっと違う理由があるのでしょうが、調べてないだけです。
ちなみにリアルでは…昨年8月30日のスポナビの記事を貼っておきますね。
今月初旬に開幕した、メジャーリーグサッカーと、メキシコリーグ間の王者を決するスーパーリーガ。
各リーグ4チーム、合計8チームが出場するこの大会は、一次ラウンドは4チームずつの予選リーグ。この予選リーグ上位2チームずつ(計4チーム)がトーナメント方式に進み、最終的に決勝戦はメキシコリーグ王者のパチューカと、メジャーリーグサッカーのロサンゼルス・ギャラクシーの対戦となった。
パチューカは、メキシコリーグ王者のみならず、CONCACAF(北中米カリブ海地域)王者でもあり、年末に行われるFIFAクラブ世界選手権への出場も決まっている。
試合の方は、開始直後はギャラクシーが惜しい場面を作り出すものの、ほとんどパチューカの一方的な試合となる。前半28分にはギャラクシーのオウン・ゴールで、パチューカが先制。
また、ギャラクシーのデイビッド・ベッカムが相手選手との接触プレーを機に、交代を余儀なくされた後、ギャラクシーの防戦はより顕著となった。
但し、パチューカも決定的なチャンスを多く作り出すものの、元アメリカ代表GKのジョー・キャノンの好プレーにより、追加点を挙げることはできなかった。
試合はロスタイムに入り、試合もパチューカの勝利で終わるものか、と思った試合終了数秒前、パチューカゴール前での混戦の中、元アメリカ代表のクリス・クラインが目の覚めるようなオーバーヘッドをパチューカゴールに突き刺し、土壇場で同点に。
この試合が開催されたギャラクシーの本拠地、ホームデポセンターのボルテージは最高潮になるものの、延長戦を経、PK戦にてギャラクシー6人目のキッカーを務めた元ポルトガル代表のエイベル・ハビエルが外し、パチューカが第一回スーパーリーガ王者に輝いた。↑これを今読むと、選手の顔やら何やらが分かるから不思議です。リアルを覆して、我らがギャラクシーは優勝できるのでしょうか。残念ながらベッカム様は不在ですが…。
↓それとは別になりますが、今年1月29日のロイター通信にこんな記事がありました。
北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)は28日、今年8月から現行の大会に替え、欧州チャンピオンズリーグをモデルにしたトーナメントを開催すると発表した。
CONCACAFは現在8チームによるノックアウト方式のチャンピオンズカップを行っているが、予選リーグを含めた24チームによるトーナメントへと変更する。
新しい大会にはメキシコと米国から4チーム、カリブ海地区から3チーム、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、パナマから2チーム、カナダ、ベリーズ、ニカラグアから1チームの全24チームが参加。
メキシコと米国の2チーム、コスタリカ、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルの1チームの8チームにはシード権が与えられ、そのほかの16チームが4チームずつに分かれて予選を戦い、決勝トーナメント進出を目指す。チャンピオンズカップの開催は今年が最後となる。↑ですって。MLSはまだ試行錯誤の段階で、今後も様々に姿形を変えていくんでしょうね。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、ゲーム内での試合を疎かにしてはいけません。
いつの間にか
公式戦5連勝を飾っていたギャラクシー。ベッカム様の不在を感じさせないハイパフォーマンスを披露しています。
しかし、ダラスといえばホームでのリーグで0-2の完敗を喫した相手。その後、敵地で2-2と健闘したものの、やはり本質的に苦手なのか、全く良いところなく再び0-2で敗れてしまいました。
アウェイ用に新調した戦術もイマイチで、早速の先発デビューを果たしたMendesはレイティング5で批判される始末。「これから良くなっていくはずだ」とコメントを出して、本人は喜んでくれたようですが、この大会での上位進出は難しそうです。
(;´Д`)
28日 LA Galaxy(America) VS Club Guadalajara(Mexico) ~CONCACAF SuperLiga Grp A 第2節~相手の略称はChivas。Chivas USAではなく、メキシコのChivasです。能力の見えている選手は少ないですが、その数人が彼らの実力をよく表しているのではないでしょうか。
・Alberto Medina

・Ramoncito Morales

・Francisco Javier Rodriguez

前の試合から間隔が短く、コンディションはマチマチとなってしまいましたが、さりとてレギュラーメンバーにとって変われるような選手はいません。というわけで、ダラス戦と同じメンバーで臨みます。

ホームでは強いギャラクシー。予想オッズで劣勢だからといって関係ありません。開始4分には、Martinoの完璧なスルーパスに抜け出した
ドノバンが先制点を挙げます。
その後も優勢に進め、2度の決定的なチャンスを得ましたが、ドノバンがシンジラレナイシュートミスを犯してしまい追加点は奪えず。1-0で折り返します。
後半も主導権を握ったのはギャラクシー。ゴールを決められない以外は好調なドノバンが何度となく相手GKを脅かし、次々とストップされていきます。
これだけ外していれば、
手痛いしっぺ返しもくらうというもの。
75分、中盤でボールを奪われるとSantanaの独走を許して追いつかれてしまいます。
しかし、この日のドノバンは
無駄にGKにシュートを当て続けていませんでした。
81分、オフサイドラインギリギリを突いて抜け出して勝ち越し弾を叩き込みます。
( ゚д゚)ドカンー
これで意気消沈したか、はたまたスタミナが尽きたのか、一気にChivasは運動量が落ち、83分にMartinoが移籍後初となるチーム3点目を、ロスタイムにはドノバンがハットトリックを決めて4-1。
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
後半の猛攻撃が実り、決勝トーナメント進出に望みを繋ぎました。
31日 LA Galaxy VS Pachuca ~CONCACAF SuperLiga Grp A 第3節~決勝トーナメント進出を懸けての大事な試合は、メキシコのパチューカと対戦です。このチームは福田健二が所属したことで日本にも知られていますね。クラブ創設は1901年ですから、かなりの名門です。
選手はメキシコ代表を中核に、アルゼンチンやボリビア、コロンビアの代表クラスで固められており、個の力はギャラクシーを上回るものがあります。
・Julio Manzur

・Jaime Correa

・Luis Gabriel Rey

・Raul Gutierrez

これら能力の高い選手が揃っている上に、ギャラクシーはHarmse,Randolphの主力2人が出場停止となっています。しかも、過密日程でコンディションがマチマチ。ただ、試合がホームなのは救いです。

それにしても、パチューカはだいぶ守備的なフォーメーションを敷いてきましたね。こちらはHarmseのところにRobertsを、Randolphの代わりにHastingsを一列下げて起用しています。Robertsは今季初出場ですが、普段は完全に出番のない選手なので紹介は割愛します(酷い)。
(;^ω^)
それから結果の出ないBuddleからKirkへFWの一角を変更してパチューカを迎え撃ちます。
( ゚Д゚)
開始早々、いきなり期待に応えたのはKirkでした。ロングボールにスピードで競り勝って裏へ抜けると、対角線上のネットへ強烈な弾道!わずか39秒で先制に成功します。
(≧ω≦)人(≧Д≦)人(≧◇≦)人
しかし、パチューカも反撃。20分、警戒していたReyにミドルシュートを決められて試合は振り出しに戻ります。
Σ(´Д`lll)
さらに30分、CKのこぼれ球をGutierrezに押し込まれて逆転されてしまいます。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ハーフタイムに「負けることは許されん!」と喝を入れるとともに、前半途中で削られて以降、コンディションが70弱になっていたKirkに代えてBuddleを投入して後半へ。
するといきなりでした。
46分、KleinのクロスにBuddleが合わせて同点に追いつきます。
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
そして72分。
右サイドに流れたドノバンがマーカー2人を引き付けてMartinoにパス、Martinoは一端ためて相手DFを釣り出すと、その瞬間、開いたスペースへ絶妙のスルーパス。完璧な導線に誘われて抜け出すBuddle。最後はGKを交わして、冷静にゴールへ流し込んで逆転です。
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
これで前掛かりを余儀なくされたパチューカは、4-4-2に変えて両サイドハーフを最前線にまで突っ込ませる〝総攻撃〟に出ます。
しかし、ギャラクシーは狡猾でした。
Ψ(`∀´)Ψ
クリアボールを拾ったドノバンが、ラインを上げすぎて疎かになったパチューカDFの裏のスペースへダイレクトで展開し、そこに走りこんだのはBuddle!
GKの態勢が整わないうちに鋭く右足を振りぬくと、あっという間にボールはゴールへ飛び込みました。
イョ━━━━━━(=゚ω゚=)━━━━━━!!
これでスコアは4-2。「もう大丈夫か」と楽観していた…のは間違いでした。
Σ(゚△゚;)
86分、4-2-4の圧力に屈して被弾。4-3と迫られてしまいます。しかも、ロスタイムは5分。
( ・ g・)うそーん
急いで5-4-1の守備的フォーメーションへと移行し、逃げ切りを図ります。
そして95分、前へ唯一残っていたBuddleが粘ってCKを得ると、それをVerisが強烈なヘッドでダメ押し点をゲット。
この時間に5-3と突き放されては、パチューカも終戦です。
後半だけでハットトリックを成し遂げたBuddleの活躍に助けられ、乱打戦を制しました。
ε-(´∀`*)

それにしても、なんという決定力。圧倒的に押されていながら、巧みなゲーム運びで勝利をもぎとりました。素晴らしい。

どうやらチームトークが当たったらしい。
時には怒ることも大事ですな。

というわけで、初戦で躓いたものの2連勝で準決勝進出を決めました。
v( ̄Д ̄)v
さてさて相手はどこになりますか。グループBの試合は8月2日、3日に行われます。
それでは、今回はこの辺で。
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